人気ブログランキング | 話題のタグを見る

冒険の記憶


豪雨も去り、夏がまた帰ってきました。

毎日あちちで最高ですね。暑いの苦手な方はご愁傷さまデス。。

僕は夏大好きです。暑いのも全然苦になりません。

なんて思ってたらワタクシ、夏風邪をひきました。

のどイガイガ。

みなさまも気をつけてくださいね。


話は変わり、ちょっと前にtwitterでもつぶやいたんですけど、
先日面白い夢をみました。

夢の中で、友人とこんな話してるんです。

「最近夏になってもスイカって食べないよね」
「うん。まあ食べても2切れだね」
「だね。」
「子供の頃なんて半分はぺロりだったのにね」
「だね。」
「子供の頃好きだったのって他に何かある?」
「缶けりとか?」
「ナポリタンとか?」
「オレ今もナポリタン好きだけどね」

と、ここでネット検索。

「昔好きだったもの、記憶、で、検索、と」

「ん?なにこれ?昔の記憶を呼び戻す魔法のスイカ、だって」

「は?」

それは、食べると昔の記憶を次々と呼び戻すことのできる魔法のスイカ

アラスカの先住民たちが酋長交代の際に、いにしえの教えを伝承するために
そのスイカを採り、食べるという。

その名は「北の西瓜」

「…。」

「すごい…。」

「このスイカ、探しに行かない?」

「よし、アラスカの地図だ」

なぜかデスクの上にあるアラスカの地図を広げる。

「こりゃ大冒険だな」

「そうだ…。オレは昔、冒険が好きだったんだ…。」

アラスカの壮大な風景を思い描き、ドキドキしながら友人と地図を眺め、

もう一度「冒険だな…。」

と、つぶやいたところで目が覚めた。


目覚めたあともしばらくドキドキしていた。

もしかすると、近々僕は冒険するかもしれません。

旅行的なことに限らず。。

まあなんの根拠もないけどね。

それにしてもセンスのいい夢みるもんだなあって自分で思います(笑)

ではまた。

# by izuka-ism | 2011-08-04 20:54 | ひとりごと  

想いを込める


今日はちょっとマジメな話ですよ。 けどいい話です。

1年ほど前から「医療用ウイッグ」というものをひっそりと取り扱い始めました。

抗がん剤治療により頭髪が脱毛した方に、
少しでも「安心」と「オシャレ」を提供し、笑顔になってほしい、そんな想いがありました。

既製品のウイッグではどうしても「自然さ」「似合わせ」そして「今っぽくてオシャレ」
というのを求めるには限界があります。

だからウイッグでもやはりカットが重要なのです。

じつは私は独立前に大手ウイッグメーカーに勤務していた経験があります。

そんなこともあって自分でいうのもなんですが、
私はウイッグ製作に関してはプロ中のプロです。
(もちろん他の美容技術も自信持ってますが)

新潟にお住まいでこのブログを読んでいるごく限られた方の周りに、
そのようなお悩みを抱えている方がいらしたら、そっとご紹介ください。

間違いなく他メーカーとの違いを実感して頂けると自負しています。

けれど、出来る人数に限りがあるので、
どうしてもヒッソリとやらざるをえません。

今ウチのスタイリストをガッツリ教育しているとこなので、
もう少ししたらもっと喜んで頂ける方を増やせるようになるかなと思います。

先日その関係で西区にある総合病院に、医療用ウイッグとはなんぞや?
という説明会をメーカーさんと一緒に行ってきました。

ここから先は全然違う話。

バスで行ったんですね。

30分くらい揺られて。

一番前の席に座りました。

そこから見た景色が実に感動的だったのです。

前から来た同じ新潟交通の路線バスとすれ違うとき、

運転手さん、敬礼?というかサッと手を上げる。

こちらの運転手さんも手を上げる。

そして笑顔。

あ、また別のバスだ。

サッと手を上げて、お、今度の人はニコニコしながら何か話しかけてる。

それに口パクで応えるこちらの運転手さん。

そしてまた二人とも笑顔。

なんかイイネ!

次のバスも、その次のバスも、みんなサッ、そしてニコッ!

いい光景だなあ。

きっとこの運転手さんがいい人で運転手さん仲間たちからの人望が厚いんだろうなあ…。

な~んて思ってると、信号待ちのとき、左前方に小学生の男女4人組。

運転手さんの反応を伺うと、やはりニコニコ。 
そしてハンドルに乗せたままの左手の指先を軽~く振った。

それを見て子どもたちもニコニコ。

なんだかシアワセ。

…そっか。 幸せってこんなことでも感じられるのね。

いや~勉強させて頂きました。 運転手さんありがとう。

そしてはじめて、バスを降りるときに笑顔で「ありがとうございました」って言えた。

今度からちゃんと言うようにしよう。

そしてこの日、このあとも、メーカーの営業さん、病院の看護師さんたち、
帰りのタクシーの運転手さん、おつかれさま会で立ち寄った居酒屋の店員さん、
出逢ったすべての人たちが笑顔で、一生懸命仕事してました。

みんなスゴイ! スバラシイ一日だ!

大切なのは、どんな仕事をしているか、ではなく、
どんな想いを込めてその仕事に取り組んでいるか、なのですね。

そうだ。 来週も想いを込めて仕事をしよう!

# by izuka-ism | 2011-07-23 22:10 | 仕事  

トホホな話


お久しぶりデス!

3ヵ月も更新してなくてごめんなさい。

なんか、地震のあと、何書こうか…。

そうこうしているうちに何だかバタバタな日々。。

ツイッターはちょこっとやってたけど、そしたら尚更、で結局つぶやきも減ったし。

こりゃイカン!

というわけで気を取り直して今日からまた更新していきますよ。

基本週1、日曜の夜に更新することが多いかなと。

夢の話とか、一つ前の記事に小説風なのとか書いてましたけど、
先に言っちゃだめかもですけど、どうせ誰も気にしてないだろうから書いちゃうと、
あれ、最後爆発とかするんですよ。

だからなんだかご時世的にちょっと書きづらくて。
けどまあもうちょっとしたら書きます。

今日は別な話を。

この一ヵ月の間に恥ずかしながら、
なんと5回も警察のお世話になりました。

内訳。

無灯火×2回(チャリ)
二人乗り(チャリ)
傘差し運転(チャリ)
高速で右側走りすぎ(車)

最後のヤツは罰金6,000円

普通に高速を走ってたら…あれ?赤色灯。。覆面か。
スピードメーターを見ると…
100km行ってない。
セーフだろ。
しばらく走るも…
「前の車止まりなさい!」的な声。
ム?!
やっぱオレか?
PAで車を止める。

「あの~ボクスピード出てました?」

「スピードはいいけど、きみずっと右側走っちゃダメでしょ!」

「は?!」

「なんとか走行帯違反ね!」

「へ?!」

「罰金6,000円です!」

「がびーん!!」(ホントに言いました)

「え?きみ昭和49年生まれ?」

「ハイ」

「ずいぶん若く見えるねえ」

「ハイ。苦労が足らんのです。おまわりさんは何年生まれですか?」

「オレはいいんだよ別に」

「ご迷惑おかけしてスミマセンでした。ちょっとボーっとしてたので、おかげで事故にあわずに済みました」

「もうずっと右側走っちゃダメよ」

「ハイ。基本左を走って、たまに右側を走ります」

「じゃあ行っていいよ」

…右側ずっと走ってると捕まりますからみなさんも気をつけてくださいね。

チャリのヤツはそれぞれ言い訳があるんですけど、
まあ基本的に違反だからしょうがないです。

けどね、一言だけいいたい。

止めるとき、

「オイ!ちょっと止まれ!」

とか

「オマエ、そんなにカサさしてえならチャリ降りろ!」

とか

「申し訳ございませんでした」

と頭を下げてる36歳の深夜までガンバッテ働いてる人に向かって

「こんな時間まで何やってんだ。酒飲んでんのか?」

とか。

…うーむ、ひとこといいたい。


…いや、やっぱり言わない。

怒りのエネルギーはマイナスしか生まない。


でも…



「チッキショー!エラソウニシチャッテサ!」


あ言っちゃった。


ボクも偉そうに語るときが多々あるので気をつけたいと思います!

しかし、1ヵ月で5回って、ねえ。

これにもやっぱりなんか意味があるのかしら??


あ、けど5回のうち3回はやさしいおまわりさんでした。

あとお隣の万代橋交番の人たちもとってもいい人たちです。


とりあえず自転車のライト取り替えます。

トホホ。。

来週は明るい話を書きたい!

では。

# by izuka-ism | 2011-07-05 20:01 | ひとりごと  

一隅を照らす


このたびの東日本巨大地震と、津波による大災害に際しまして、
東北各県をはじめ、全国で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

また、被災で亡くなられたご遺族の皆様に、衷心よりお悔やみ申し上げます。

「私たちに何かできることはないか?」

考えれば考えるほど、出来ることなどほとんどない、という
無力感にも似た思いを持ってしまいます。

しかし、いつか誰かが言った言葉が私の頭をよぎりました。
「私たちは小さく、微力で、無能かもしれない。だが、私たちは、決して無力ではないのだ」

そう思います。

私の信条、もっとも大切にしている価値観は、
「一隅(いちぐう)を照らす」ことです。

たとえ自分の受け持つ一隅が、どんなに儚く、小さなものであっても、
あせらず、求めず、諦めずに、いつもほのかに照らしていこう…。

そういう人生を歩むと、決めているのです。

人の心というものは、目に見えない糸のようなものによって、
繋がっていると私は思います。

だからこそ私たちは明るく、笑顔で、元気でいる必要がある、と。

私が出来ることは、少しの節電と、わずかばかりの寄付と、
美容を通じて人に笑顔を届けることだけです。

でもそこには必ず意味があり、価値があるのだと信じています。

だから私たちは、今日も、明日も、サロンに立ち続けます。

それぞれが自分の持ち場を守り、目の前にいる人のために、
自分たちのベストを尽くしていくこと。

それが巡りめぐって社会の役に立つんだということ。

私にとってのエールは、そういう形でしか表現できませんが、
人のおもい、人のちから、人とのきずな、
その強さ、その無限のパワーを、私は心の底から信じています。

そして美容が持つ、人に元気と笑顔を与える力を、私は信じます。

全国の美容師さんたちと共に。 想いよ、届け。

今こそ街に、人に、元気を!笑顔を!美容のちからを!

# by izuka-ism | 2011-03-17 20:10 | 仕事  

猫になった囚人 5

~続き~

わたしの目の前で、味噌汁の入った茶碗が湯気を立てている。

わたしは、この家族のことを知らない。

わたしは、生まれてから、家族というものを体感したことがない。

わたしは、生まれてから、自分が何者で、何故に生まれてきたのか知らなかった。

わたしは、生まれてから、起きて、食べて、眠って、そうして、過ごした。

わたしは、生まれてから、生きるということの自覚なく、起きて、食べて、眠って、生きた。

わたしは、生まれてから、起きて、食べて、眠って、生きていたのか、死んでいたのか。


目の前に女性が座っている。

この女性はわたしに、おかえり、と言った。

その隣に老女が座っている。

この老女もわたしに、おかえり、と言った。

わたしの隣には女の子が座っている。

この女の子もわたしに、おかえり、と言った。


わたしは、ただいま、と、言った。


わたしの目の前で、女性は、わたしに向かって食事を勧めた。

わたしは、それを、食べた。


わたしは、おいしい、と、言った。


わたしの隣で、少女は、わたしの腕に抱きつき、もう一度、おかえり、と言った。

わたしは、その少女の髪を、なでた。


わたしは、もう一度、ただいま、と、言った。


わたしの目の前で、この家族は、わたしに向かって微笑んでいる。

わたしは、その顔を、真似てみた。


わたしは、声に出して、ははは、ははは、と、笑った。


わたしは、

わたしは、生まれてから、起きて、食べて、眠って、生きて、わかった。


わたしは、わたしの目の前の、家族に向かって、声をかけた。

わたしは、


…続きます。

# by izuka-ism | 2011-02-24 20:08 | ひとりごと